家づくりの知識案内

《省エネ住宅》

省エネ住宅であるための2つの条件
  建物が省エネの構造であること。
  暮らしに必要な、エネルギーを必要とする住宅設備が省エネであること。

上記2つの条件のどちらがかけても、省エネ住宅とはなりません。
エコキュートや太陽光発電等の省エネ住宅設備が付いているだけでは、省エネ住宅の条件のひとつを満足しているだけです。建物が省エネの構造であることが必要です。

省エネ性能の比較は、月平均の全光熱費がいくらになるかで、簡単に比較できます。
当然、月平均の全光熱費が安ければ安いほど、省エネ住宅としての性能が良いことになります。
全光熱費=ガス代+石油代+電気代がいくらになるかの比較判断をすることです。
オール電化住宅の場合は、全光熱費=電気代のみですから簡単に比較できます。

1年間の電気料金データーに基づき、月平均電気料金(全光熱費)が¥13,646円のオール電化住宅として、東京電力のパンフレットに、当社施工のオール電化住宅が実例として紹介されました。
当社では、入居済みのお客様より1年間の電気料金データをいただき、これを根拠に算出した月平均電気料金から、予定される月平均電気料金は約¥15,000円ですと、説明しています。

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《断熱》

1年中温暖な気候で、家の中と外が同じ温度で暮らせる地域なら断熱対策は不要です。
比較的温暖な気候と云われる横須賀でも、「体に合わない」又は「自然環境に恵まれている」などの理由で、夏の冷房が不要と云う方はいますが、冬の暖房も不要と云う方はいないと思います。

本件《断熱》と以下に示す《気密》は一体のものとして施工することが必要です。
また、気密のない断熱及び中途半端な断熱は、結露・カビ発生の原因となります。
結露・カビの発生は、住む人の健康を害し、壁の中に発生した結露(内部結露)は、柱・土台を腐らせて家の寿命を短くしてしまいます。

断熱工事とは、床・壁・天井又は屋根から熱伝導(熱の移動)によるエネルギーのロスを防ぐため、建物全体を適切な断熱材で包むように均一に施工することです。
窓・玄関ドアも断熱性能の優れたものを使用することが必要です。

《遮熱》

「遮熱」「断熱」はまったく異なることなのですが、建築業界のプロでも違いを理解せず混同している人がいます。

特に、屋根の遮熱工事をすることによる効果は大きく、真夏の熱帯夜においても寝苦しいことも無く快適にぐっすり眠れ、夏バテ知らずで暮らすことの出来る、省エネ住宅に欠くことのできない要件です。

《気密》

近年、多くの住宅建設業者が「気密住宅」・「高気密・高断熱」と、気密を謳い文句に宣伝するようになりましたが、…
なぜ、気密が必要なのか?
気密にするとどのような良いことがあり、気密でないとどのような不都合があるのか?
気密の程度を表すC値はどのくらいであるべきか?等
気密についての、それなりの説明はするのでしょうが、正確な説明の出来る住宅販売の営業マンは少ないようです。

一般の戸建て住宅において、正確な『気密・換気・断熱』の知識・技術に基づき造られた家は、ほんの一部のこだわりを持った建設業者によってしか造られておらず、特に『気密』に関しては、家づくりの専門家である一級建築士・建築業者も正確な知識があると思えない方達がほとんどと云う現状から、一般の方がわかり難いと思うことは当然のことですが、結露のない・省エネ住宅を実現するために、『気密』に関する知識・技術は欠くことのできない家づくりの基本知識・技術のひとつです。
本項が、「気密は、家にとってとても重要な事である」と云う認識を持っていただくきっかけになればと思います。

《家と隙間(気密)の関係》
・昔の家~今の家そして理想の家とは…?
昔の家は、…
気候の変化や経年により変化する木材で、床・壁・天井・窓等を造っていたため隙間のたくさんある(気密のない)家でした。
夏は、緑も多くコンクリートやアスファルトも少ない周辺環境のため、家の中や陽の落ちた夕方は今ほど暑さを感じませんでしたが、冬は、隙間がたくさんあったため、外の気温と家の中の温度は同じで、とても寒い家でしたが、外と中の温度差がないので、結露はほとんどありませんでした。
今の家は、…
窓はアルミサッシ・内装材は合板又はクロスを使用するようになり、家の隙間はだいぶ小さくなり、冬は昔の家に比べ暖かくなったようですが、中途半端な気密のため、足元は冷えたままで顔だけが暑いと云うのが現実で、昔の家ではなかった結露の発生もあります。
さらに、隙間の減少による換気不足と使用される内装建材から発生する有害化学物質が原因で、シックハウスの問題が発生しました。
理想の家は、…
冬は足元が暖かく結露もない・夏は寝苦しい夜もなくぐっすり眠れるため夏バテにもならず・梅雨時も床がサラッとしていて爽やかで・室内の空気もきれいでシックハウスの心配もない・エネルギーを垂れ流してしまう隙間のない省エネの家です。
理想の家とするためには、…
①高気密:家の隙間をとことんなくす。(C値=0.7c㎡/㎡以下、気密測定で確認)
②高断熱:十分な断熱材で均一に家全体をすっぽり包む。
③計画換気:汚れた空気の出口と新鮮空気の入り口を特定し、空気の流れる経路と量を計画的に24時間絶え間なくコントロールする。(風量測定で確認)
以上①~③の高気密・高断熱・計画換気三つをワンセット配慮した家を造ることです。

《計画換気》

サッシ・合板・クロスを使用して造られている現代の家は、昔の家に比べ気密性が高い(隙間が少ない)家となっているため、換気が不十分となり『人の呼吸により発生する炭酸ガス』及び『使用される建材・持ち込まれた家具から発生する揮発性有害化学物質』の濃度が、人の体に悪影響を与える一定基準を超えてしまい、ハウスシックの原因となり社会問題となりました。

24時間換気システム

建物内の空気環境を『人の呼吸により発生する炭酸ガス濃度』及び『使用される建材・持ち込まれた家具から発生する揮発性有害化学物質濃度』を一定基準以下に保ち良好な空気環境を維持するため、汚れた空気を排出する出口と、外の新鮮空気を取り入れる入り口を特定することにより、空気の流れる「経路」「量」を計画的に24時間絶え間なくコントロールすることを24時間換気システムと云います。
空気の流れる経路をコントロールすることで、全体に新鮮空気が行き渡り、建物全体がさわやかな空間となります。
換気量が多いとエネルギー垂れ流し状態となり光熱費が高く、換気量が少ないと室内空気は汚れ、ハウスシック発生の原因となるので、換気量を適正な一定量にコントロールすることが必要です。

左図は、建物内の空気を良質・新鮮に保つため、汚れた空気を排出する出口と、外の新鮮空気を給気する入り口を決めて、空気の流れる経路を計画的に24時間絶え間なくコントロールする換気計画図です。

換気に関する法律の基準

シックハウスの原因となる化学物質の室内濃度を下げるため、建物内に使用する建材や換気設備を規制する、改正建築基準法が平成15年7月1日より施行されています。

この改正建築基準法の内容は、計画換気の基本を理解して作られているとは思えないようなものです。この法律に基づく形だけの換気システムをつけるだけでは、冬に寒いだけの冗談としか思えない無意味なものです。詳細については《計画換気》を参照してください。

《結露》

結露は『万病のもと』
結露の発生は…
腐朽菌の発生を促し家の寿命を縮めます。
カビ・ダニの発生原因となって、アトピー、喘息など多くの病気の原因となり、そこに住む人の健康
 に悪影響を与えます。

結露には…
外見で解る窓の水滴や壁の黒ずんだカビの発生で解る表面結露
外見では解らない壁の中に発生する内部結露があります。
さらに、夏季に発生する内部結露で逆転結露という現象も、家づくりで考慮しなければならない
 大切な要素です。

《地盤調査・地盤補強・地盤改良》

テレビで報道される『欠陥住宅』…
『壁や基礎に亀裂が入った』
『床にビー玉を置くと転がってゆく』
『窓やドアが閉まりにくい又は大きな隙間が出来る』
これらの原因は、建物自体にも問題はありますが、地盤の不具合によることがほとんどです。

どんなに建物をキチンと造っても、地盤が悪ければ家は傾いてしまいます。

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